「今日はやる気が出たらやろう」
そう思って待ち続けているのに、なぜか“その日”は一向に来ない。
実はこれ、とても自然なことなんです。
やる気は「行動の結果」であって「原因」じゃない
多くの人は
やる気 → 行動
だと思っています。
でも現実は逆で
行動 → やる気
この順番で起きることがほとんどです。
脳は、何かを始めて初めて
「お、動いてるぞ」
とスイッチが入り、やる気を後から出してきます。
だから、何もしないまま待っている限り、
やる気が湧かないのは当たり前なんです。
脳は基本的に「変化が嫌い」
人間の脳はとても優秀ですが、同時にとても怠け者です。
新しいこと
面倒なこと
少しでも疲れそうなこと
これらを察知すると、
「今日はやめておこう」
「明日でいいんじゃない?」
と全力でブレーキをかけてきます。
これは意志が弱いからではなく、
脳がエネルギーを節約しようとしている正常な反応です。
「完璧にやろう」とするほど、やる気は逃げる
・時間がたっぷりある日
・体調が完璧な日
・気分が乗っている日
こんな条件が全部そろう日を待っていると、
ほぼ一生スタートできません。
脳は「完璧」を要求されるほど
プレッシャーを感じて動かなくなります。
やる気に頼らない人が、結局続く
続いている人が特別やる気に満ちているかというと、
実はそうでもありません。
彼らはただ
・5分だけやる
・とりあえず着替える
・準備だけする
といった小さすぎる行動を先にやっているだけ。
動き出してしまえば、
脳は勝手にやる気を後付けしてくれます。
やる気が出るのを待つのを、今日でやめよう
やる気が出る日は、
「待つもの」ではなく
「作るもの」です。
ほんの一歩でいい。
完璧じゃなくていい。
気分が乗らなくてもいい。
動いた人だけが、
「やる気が出てきた」という感覚に出会えます。
やる気がない日は、
やる気が出るチャンスの日。
そう考えられるようになると、
行動は驚くほど軽くなります。
