なぜ“呼吸”がフォームを決めるのか

筋トレのフォームが崩れる原因って、
筋力不足?知識不足?集中力の問題?
実はその根っこにあるのが「呼吸」です。

呼吸が乱れると、体の軸がブレていきます。
逆に呼吸がハマると、フォームが勝手に安定します。


■呼吸がフォームに効く3つの理由

①体幹が自然に固定される

息を吸ったとき、お腹や胸に圧力がかかり
体の中心(体幹)がグッと安定します。
これを「腹圧」といいます。

腹圧が弱い=背骨がグラつく
背骨がグラつく=フォームが崩れる

つまり腹圧は、土台づくり!


②ターゲット筋に力が入りやすい

息のタイミングがズレると余計な力が入り
狙ってる筋肉以外が頑張りすぎます。

・動作の一番キツいところで吐く
・力を溜める時は吸う

これを意識するだけで
「効いてる場所」がハッキリ変わります。


③怪我のリスクを下げる

呼吸が止まると、力みすぎて関節に負担が集中。
特に背中・腰・首は危険ゾーンです。

正しい呼吸ができていると
力を安全に発揮でき、怪我も回避しやすくなります。


■種目別のちょい意識

種目吸うタイミング吐くタイミング
ベンチプレス下げる時上げる時
スクワット降りる時立ち上がる時
懸垂体を下げる時引き上げる時
腹筋系伸ばす時曲げる時

※呼吸止めすぎない、が大原則!


■呼吸を整えると強くなれる

フォームが乱れる → 呼吸乱れる
呼吸が乱れる → フォーム乱れる

この悪循環を断つ最強の方法が

👉「呼吸のテンポ」を作ること

テンポが安定すれば、フォームも安定する。
フォームが安定すれば、重量も伸びる。


■まとめ

✔ 呼吸で腹圧が高まり、土台が安定
✔ 力が狙った筋肉に入りやすい
✔ 怪我のリスクも大きく減る

結局…

呼吸を制する者が、フォームを制する。

 

次のトレーニングからぜひ
「吸うタイミング・吐くタイミング」を意識してみてください。
いつものメニューが、驚くほど変わります🔥