筋トレといえば、昔からよく耳にする「10回×3セット」。
確かに一昔前までは王道メニューでしたが…実は今、この考え方は“少し古い”かもしれません。
■ なぜ「10回3セット」が定番になったのか
もともとこの方法は、**「筋肥大に最適な負荷と回数」**として広まったもの。
「ギリギリ10回できる重さ」で3セット行うことで、筋肉に十分な刺激を与えるという理論です。
ただしこれは、**個人の目的・筋力・回復力を無視した“一律の目安”**にすぎません。
■ 今は“目的別トレーニング”が主流
現代のトレーニングでは、「何を目的にするか」で回数やセット数を変えるのが基本です。
筋力アップ目的なら:重めの重量で5回前後
筋肥大目的なら:中重量で8〜12回
持久力アップ目的なら:軽めの重量で15〜20回以上
さらに最近は「RPE(主観的運動強度)」や「限界手前で止めるトレーニング」など、より効率的な方法も注目されています。
■ 大事なのは“10回”ではなく“限界への刺激”
トレーニング効果を最大化するには、「何回やるか」よりも「どれだけ筋肉を追い込めたか」が重要。
例えば、8回で限界ならそれでOK。12回できるなら、それも正解です。
つまり、自分の体と対話しながらトレーニングを調整する時代になっているんです。
■ まとめ
「10回3セット」は、あくまで“昔の目安”。
今のトレーニングはもっと自由で、科学的。
あなたの目的・体力・回復に合わせて、“最適な刺激”を探すことが成功のカギです。
