最近はトレーニングブームで、プロテインを取り入れる方がとても増えていますね。プロテインのパッケージを見ると、よく「アミノ酸スコア100」という表記があったりします。「これって一体何?高いほうがいいの?」と気になったことはありませんか?
今日は、そんな「アミノ酸スコア」について、できるだけカンタンに解説します!
アミノ酸スコアとは?
アミノ酸スコアとは、簡単に言えば「たんぱく質の質」を数字であらわしたものです。
人間の体はたんぱく質でできていますが、そのたんぱく質は「アミノ酸」という小さな成分が集まってできています。このうち、体で作れず食事から取る必要があるものを「必須アミノ酸」といいます。
私たちが食べるたんぱく質の中に、体に必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれているか?を点数で表したのが「アミノ酸スコア」です。
スコアは0~100で、【100に近いほどバランスよく優秀なたんぱく質】ということになります。
アミノ酸スコア100=理想のバランス!
アミノ酸スコアが100だと、「9種類の必須アミノ酸が体に必要な比率を、しっかり満たしている」という意味になります。
逆に、どれか1つでも必須アミノ酸が不足していると、スコアは100より低くなり、その分だけたんぱく質の利用効率が落ちてしまいます。
具体的にはどんな食品がアミノ酸スコアが高い?
アミノ酸スコア100の代表例
– 卵
– 牛乳・乳製品
– 肉類
– 魚
– 大豆
最近のプロテインパウダー(ホエイ、カゼイン、ソイなど)はほとんどがアミノ酸スコア100ですが、昔ながらの植物性食品(小麦や白米)などはスコアがやや低めなこともあります。
スコアが低いとどうなるの?
スコアが低い食品(例えば白米やとうもろこしなど)は、必須アミノ酸のバランスが悪く、「多く食べても体につくられるたんぱく質の量が減る」ということになります。つまり、たんぱく質の“質”が悪いということ。
組み合わせて摂ればOK!
ただし、アミノ酸スコアが低い食品でも、違う食材(例:お米+大豆・魚・卵)と一緒に食べれば、バランスが補えてよい効果が得られます。
まとめ
「アミノ酸スコア」は、そのたんぱく質食品があなたの体づくりにどれだけ役立つか?の“質”を表した数字です。
プロテインを選ぶ時は、「アミノ酸スコア100」なら安心!ですが、食事でもいろいろな食品をバランスよく食べることもポイントです。
ぜひ今日から、アミノ酸スコアにも注目してみてください!
